精神障害

精神疾患かもしれない?!しっかり判断したほうがいい理由

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最初に私の病気をご紹介しますね。私の病気は全般性不安障害です。

予期不安と言って、不安に思っていることに対し、「ごまかすことができない」「危険性」と感じると、動悸・血の気が引く、寝れない、泣くなどの症状がでました。

この記事を見ている方は自分の症状が精神疾患なのかな?と考えている方が多いのかなと思うんですが、

「まだ私は精神疾患じゃない」

「たまたま嫌なことがあってパニックになっているだけ」

「時間が過ぎると治る」

と考えていませんか?

また、

「精神疾患なんてなりたくない」

「障害者なんて言われるのは嫌だ」

「私は精神がやられるほど弱くない」

と思い症状が出ている事や病気だということを認められずに、ただただ症状をたえしのぎ、辛くなる状況を過ごしていませんか?

私はそうでした。そんな私が、精神疾患としっかり判断してよかったことを書いていきたいと思います!

 

服薬の経緯

症状の出初め

私は症状が軽く出ていたところ、精神疾患だと気づき心療内科に行って抗不安薬をもらいました。

ですが医師の診断も信じられないですし副作用が怖く、飲むことができませんでした。

飲まなかったのは、症状がいやなことがあるときにでるだけで、楽しいことに集中すれば止まったからです。

でも、症状はどんどん悪化。寝れないですし、夜中泣き叫びますし、電車に乗るのも怖いくらいでした。

結局会社に対しての不安が原因だったので、退職することになると症状は止まり、私は治ったので治療する必要はないと思いました。

 

治ったと勘違い

でも一度起きた症状は、治りませんでした。何か不安に思うことがあるとまた出てくるんです。皆さんも出てきていませんか?

自分が心配なこと、不安なこと、感情と心が伴っていないことをすると症状が出ました。

1年ほどこのような状況を繰り返し「このままでは働けない・状況に耐えられない」と気づいた私は、心療内科に通うことにしました。

 

薬を飲むのが怖い

心療内科に通うと決めたものの、抗うつ剤を飲むのが怖かったです。ネット上でネガティブな情報が多く、

・依存症になる

・薬が辞められなくなる

・副作用が強く悪化する

など服薬するのが不安で、飲むと決断するのに3週間かかりました。

 

飲めた理由

薬を最終的に飲めたのは「未来はわからない」という事実でした。例えば、

・将来、薬を飲まない健康的な自分でいたい

・未来永劫抗うつ剤を飲んで過ごしたくない

と思っても、今体調が悪ければ、未来も何も変わらず「体調が悪く何もできない状態」が続きます。

ならいっそのこと「今だけでも良い状態を作り」未来は現実になった時に決めることが大切だと思いました。

抗うつ剤を服薬し、体調が良くなり嬉しかったこと

体調が良くなれば、日常の行動が変わってきました。

・家から外に出れるようになる(まずはコンビニに行けるようになる)

・友達と遊びに行ける

・一日中寝てたのが起きれるようになる

色んなメリットがあり、日常を取り戻している実感がありました。

特に遊びに行けることがすごくうれしくて、趣味の映画やカフェなど行っていました。

 

薬は合うのを見つけるまで調整する

薬の容量や種類は個人によって必ず違います。

SNSで「私はセルトラリンが25mgで効いた!」って人もいれば、効かない人もいます。

人によって視力が悪く眼鏡かける人もいれば、少し見えなくても支障がないと感じるなど人によって様々です。

私は、10か月かけて、セルトラリン50mgにした後、婦人科の影響でリーゼを飲むようになったら症状が安定しました。

途中でこの薬合わないのでは?と思い変えたこともありました。変えた時に出た副作用としては

初めての貧乏ゆすりが止まらなくなった

日中ずっと寝てしまい何もできなくなる

などいろんな副作用が出てしまい、薬の相性はあるのだなと思いました。なのでもし今薬を変えて不安な方、調整中の方どうか不安にならないでください。

自分に合った量や飲む時間を調整するのに時間がかかる薬なので、お医者さんと相談をしてゆっくり自分に合った服用の仕方を考えてみましょう。

 

薬は飲み続けると効かなくなる?!

私の主治医曰く、そんなことはありません。薬が効かなくなる人は、薬に依存している人が症状が治らないと考え容量を増やしてしまう人のことが陥りやすいそうです。

また、同じ要領を飲み続けたとしても効かなくなることはありません。必ず効いています。なので、自分で判断せず主治医に相談し、薬を調整しましょう。

 

しっかり判断したほうがいい理由

精神疾患は病気だから

精神疾患は性格が問題でなってしまったのではなく、「病気」だからです。なかなか精神疾患を性格のせいではないと思うことは難しいですよね。

でも、自分の中で作られるホルモン、「私ホルモンこれくらい出すわ!」と思いながら作っていますか?作っていませんよね。風邪を治すときもそうで、自分の力ではなく、体内が自然に直してくれません。

この状態と同じように、精神疾患も神経に異常が起きた状態なので、れっきとした「病気」なのです。

なので、「自分がネガティブでいるせいだ」「性格のせいだ」と思わず、病院に行かず早期治療することをお勧めします。

 

番外:発達障害が隠れているかも?!

私の周りには多いのですが、発達障害が原因で仕事(作業)がうまくできず心が参ってしまい、精神疾患になった方もいらっしゃいます。

なので、発達障害に該当すると思った方は、精神疾患を治すのもそうですが、自分に合った適職を探すためにも医師に判断をあおってみましょう。

 

まとめ

精神疾患になったとき、正直驚きますしショックを受けます。そして認めたくない気持ちと、周りから変な目で見られないかといろいろ悩み事が出てくると思います。

でもただの「病気」なんです。昔は精神疾患があると認知されていなかったので性格のせいだと世間一般的には言われていましたが、今は年間419万人がなるれっきとした病気です。

なので、自分を責めないでください。あなたのせいじゃありません。辛い思いをせず元気になれるよう、薬を飲むべきか考え、ゆっくり過ごしてくださいね。

  • この記事を書いた人

hikari

hikari精神疾患7年目│30歳後半の女性ブロガー 精神障害開示で就職活動してみた メンタル回復するために300冊以上の本を読破

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